桜が咲くまでに・・・

この春、息子が大学を卒業し、新社会人になる。この22年間のまとめとして、息子のアルバムをつくって、世話になった私の両親や離れてくらしている父親、そして巣立っていく息子に渡そうと何年も前から計画していたのだが、なかなか取り掛かることができず、あと残すところ１カ月となってしまった。息子が生まれた1994年ごろはまだネガで写真だったため、いろいろなところに写真がしまい込まれていたり、小学校時代の写真がやけに少なかったりと自分の管理能力にほとほと嫌気がさしている。

写真に写る息子の幼きころの笑顔を見ながら感慨にふけりつつも、大量にある写真をスキャナーでとり、加工し、現在のデジタルのデータと合わせ、時系列に並べ替え・・・と作業はとても莫大であり、無理・・・・と投げ出したくなる。そんなときに懐かしい時代の写真をみて、奮起させている。

最近はフォトブック的なものがたくさんネット上でつくれるようになり、その精度も相当高い。一枚一枚その時のことを思いおこしながらつくっているとその時代に引き戻される。桜が咲くまでになんとか仕上げようと、日々カチャカチャとパソコンに向かい夜が更けていく・・・。

このアルバムは、わたしから旅立つ息子へのはなむけであり、私にとっては第二、第三の新しい暮らしの幕開けを後押ししてくれる、そんなものになってくれるだろう。春はさみしくもあり、新しいものに向かう暖かな季節。それを感じながら。

CLUB66的リノベーション事例

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