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CLUB66が生まれた訳~現代版アンティークになれる家を探して


リフォームの仕事をはじめてからずっと心にひっかかっていたことがありました。できあがった瞬間はこんなにきれいだけど、五年、十年経った時、この空間はどうなっているんだろうか・・と。

昔の日本家屋は職人さんたちが傷んだら手を入れ、削り、塗り、ほころびを治す・・・そんな使い込むほど味がでる空間を現代でつくってみたい!これから先にアンティークになれる住まいを。

そんなリノベーションがCLUB66の原点なのです。人の手のぬくもりを感じる空間で気持ちよく過ごしていければと願っています。


66的暮らしを実現!お気に入りの空間にリノベーションを!


1) 職人さんの手の暖かさが感じられる手仕事の良さ。

既製品の工業製品を当てはめるリフォームとは違い、一つづつ手作りでつくっていきます。

たとえば本棚や収納も積層合板を使って その大きさにあわせて切だし、研磨をかけ塗装をしていく。取っ手はどれをつけようか、どんな丁番が最適か?大工さんや塗装屋さん、左官職人やタイル職人のプロの手仕事がその味を引き出していきます。

住んでみるとわかるのですが、人の手がはいったものは暖かい。そしてちょっとしたキズも気にならない。それがとても不思議です。誰かに包まれているようなそんな空間です。


2)不偏のデザインを追求して。

デザインというものはとてもむずかしいものです。流行のものをとりいれるのが好きな方も昔のアンティークな住まいに憧れる方もいます。

66的デザインは暖かさとそぎ落としたデザインの融合を目指し、不偏的なデザインを探っていきます。中性的であるが、無機質ではない、自然体の姿を空間で表現したい、と。

風通りを考え、回遊性のある間取り構成、玄関は広く、空間を広々みせるための工夫をする。収納計画も細かく配慮し造り上げる。設計の面からもいろいろなアプローチを行っていきます。

リノベーションデザインはそれぞれ世界に一つだけ。そこが面白い。自然の息吹を感じられる、そんな空間デザインを見つけていきたいと思っています。


3) 大地を感じる素材選び。

空間をつくっていくとき、間取りやデザインのほかに注意深く選ばなくてはならないのは「素材」。素材の持つ力というのは、思っている以上に空間を印象づけます。

水回りの床をクッションフロアのような樹脂の素材を選ぶのと、モルタルやタイルのを選び、職人さんたちがコテでつくりあげていくものでは力強さが違います。

コンクリートの天板、モルタルの床や壁、無垢材の床、タイル、鉄、木、ステンレス・・・どれをとっても使えば使い込むほど味がでるものを選びたい。家の中にいて大地を感じ、自然と共存している感覚を忘れないそんな家を目指して。


空間はつかってこそ価値がある。

空間の目的はそこに人が住み、集い、沢山のことを行ってこそ、命が吹き込まれます。モノも場所も使ってもらって価値がでるものだと。

この空間を様々な方に使っていただき、沢山の人と人とのつながりがここから生まれていけたらなんて幸せなことでしょう!そんな思いで「CLUB66 Living College」をスタートしました。それぞれの得意分野で教えたり、教えられたりしながら、暮らしをより楽しいものにしていってもらえることを祈っています。

CLUB66 Living Collegeでは様々なイベント、ワークショップを開催しています。お気軽にご参加ください♪


CLUB66のお家に遊びに来てください♪

2013年夏、板橋区の光が丘公園の入口近くの小さな戸建住宅を改修してCLUB66が完成しました。10年以上前から使い込んで味がでる「現代版アンティークの家」の構想を持ちながら、大工さんを始め、職人さん達と共にCLUB66のコンセプトハウスが出来上がりました。この家はKS PROJECTの設計を行っている、私ONOが実際に住まいながら、その経年変化を体感し、また使い心地を実感している実験ハウスでもあります。

今までたくさんの方に来て頂き、食事をしたりお茶を飲んだり、と楽しい時をここで過ごしてまいりました。さらに2019年春にリニューアルし、「CLUB66 Living College」がスタートしました。楽しいイベント、ワークショップが行われます!
予約制になってますので →こちらへ からお問合せくださいね。