Feb 6, 2020

ガラスの玄関ドア

時折、見知らぬ人が「ここはお店ですか?」といって近寄って声をかけてくる。それはそうだな、と。普通の家の玄関ドアがガラス張りってあまりみかけない。

ガラスの玄関ドアにしたことにはいくつかの理由がある。近辺が日があたらなくてここしか日差しがはいらなかったこと、いつか家カフェのようなお店になったらいいなとおもったこと、そして開かれた家にしたかったこと。

いろいろなことがあって、離婚し、息子と2人暮らしになり、父の所有していた小さなアパートを2階に兄夫婦、1階に私と息子が住めるようにリフォームをしたのがきっかけ。両親、兄たち、そして私達にとっても新しい出発であった。

リフォームの仕事で働きずめの私が一番気がかりだったのは息子の心。何もしてやれない私ができたことはいろいろな人からの愛情を息子が感じられる環境においてやることだけ。

常に開かれた環境で、風通しよく、人が集う場所をつくりたい、と。

そんな息子もこの春社会人4年目を迎える。

この家が家族みんなに与えてくれたことはたくさんある。その中でもこの開かれた玄関はいろいろなものを私達に与えてくれた。

CLUB66的リノベーション事例
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