Apr 2, 2016

使われてこそ価値がある

ここはどこ?

落語 アジアン インテリア リノベーション

ここは谷中の近くにある丘の上のマンションの一室。5年前にリノベーションをさせていただいたT邸のリビングだ。リビングに続く小上りの4畳半のスペースはいろいろなものに早変わり。寝所であり、落語の舞台でもあり、着付けの場所でもある。広いバルコニーのある高台のマンションはお二人の楽しくやさしい人柄に吸い寄せられるようにいつも人でにぎわっている。

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このリノベーションをするとき、アジアンテイストの素敵な家具が似合う、大人数の人たちが集えるスペースと解放感ある間取りにしたいと計画をした。できあがった家は当初の目的どおり、古びることもなく暖かく、人の息遣いが感じられる素敵な空間となった。そして、毎年この場所に訪れるたびにホッとする。

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昨年より、KSのKANOさんが落語の会「時季まかせ」に参加することになってから、私たちもその楽しい時を共有させてもらっている。その度に家は使われてこそ価値があるのだな、この家はいつも喜んでいるのだなと感じる。

インテリア リノベーション

人も生き物も、モノも住まいにも心があって、大切にいっぱい使われるたびにそれは生き生きと輝く。そんな風に暮らせていけたらとT邸に向かう坂をのぼりながら思うのであった。

*KS PROJECT内 T邸施工事例 「アジアの風」

 

CLUB66的リノベーション事例
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