Sep 7, 2016

手仕事

手作り フェルト 多肉植物 アート

2009年に六本木の東京ミッドタウン内にある 21 21 DESIGN SIGHTという美術館でルーシー・リーという女性陶芸家の作品をみたとき、ものすごい衝撃を受けた。彼女は一般的にいうおばあちゃんと呼ばれる年齢であったにもかかわらず、その作品は若々しく美しく凛とした意志がそこから感じられた。人の手仕事のすごさを感じた瞬間だった。

私は設計という立場で空間づくりという「ものづくり」に携わっているのだが、もう少し手にとれる範囲でのものづくりを将来してみたいな、とその時以来ずっと心に温めている。

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今回KS PROJECTのイベントで「手作り市」を初めて開催した。プロではないけれど、ものづくりが好きで、誰かを想いつつ、手を動かしていく・・その作品たちを手にとって喜んでくれたら・・そんな機会をぜひつくりたいと開催したのだが、この呼びかけに対して、たくさんの方々が興味を示してくれたことに驚いた。手仕事を楽しんでいる人、手仕事の作品に興味のある人達が数多くいて、その完成度も高く、そこらから様々なインスピレーションをもらえた。

フェルト、革細工、アクセサリー、陶芸、洋服などなど、プロ並みにその波は広がっていく。自分自身もその一環に携われるよう技術を磨いていかなくてはならないなと。そして「手仕事」の楽しみをこれからいろいろな形で具現化できるように、ネットワークもひろめ進んでいきたい・・・!と。

 

 

CLUB66的リノベーション事例
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